パシフィック・リム
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タイムマシンについて調べていくうちに、『SERN』という欧州の研究機関が、
ミニブラックホール生成実験に関連してタイムマシンを作ろうとしているという情報を得る。
そんなある日オカリンは、アメリカの学術雑誌に論文が載ったという弱冠18歳の天才少女、牧瀬紅莉栖と出会う。
だがオカリンは、その牧瀬紅莉栖が数時間前に殺害されているのを目撃していた。
いったいなぜ、牧瀬紅莉栖は生きているのだろう―。
未来ガジェット8号機『電話レンジ(仮)』により,過去への干渉を繰り返していく。
その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることに…
いろいろなキャラクターの願いが反映された現在の世界線(α世界線)の先には絶望的な未来が待ち構えており、
それがラボメンの一人の命運にも関わっていること、
そして何度やり直してもその残酷な結末を変えられないことを岡部は体験により知ってしまった。
この結末を変えるためには、大きく世界線を変えて「世界線変動率1%台のβ世界線」を目指さねばならないが、
そのためにはまずすべての歴史修正をキャンセルしなければならなかった。
このキャンセル過程で岡部は、心を許した相手が恐るべき敵であることや、
ネット上の知人が身近な存在でもあることなどを知らされたり、意外な相手から恋心を打ち明けられたりと、
仲間たちの人間関係の秘密にも迫っていくことになる。
彼はこの作業が、過去改変を行ったキャラクターがDメールなどによって得たつかの間の幸せを奪い去るものでもあることを実感し、
激しく苦悩することになる。
日々やつれてゆく岡部をまゆりは心配する。
また、最初は岡部と喧嘩ばかりしていた紅莉栖もしだいに心を開き始め、彼の心身を気遣い始めたばかりか、その戦いに協力するようにもなる。
岡部は、仲間を救いたい強い気持ちとマッドサイエンティストとしての誇り、
そして何よりも最愛の女性への思いを胸に再び立ち上がり、
思わぬ形で与えられた本当の未来技術を用いて仲間や世界の命運のために奔走することを決意する。
「過去の確定した観測事実は変えられない」という制約条件のもとで、時空間的に絡み合った謎を解きほぐし、
全ての仲間を救う道はあるのか?
発端となった7月28日に、ラジオ会館では何が本当に起こっていたのか?
難攻不落の謎に挑戦した岡部は、理想の世界線をめざし、自分の肉体を犠牲にすることを厭わず最後まで戦い続けるのであった。
010年11月。世界線。
これは岡部倫太郎が、7月28日に“彼女”を救えないまま戻ってきた後の物語。
倫太郎は“彼女”への想いもタイムマシンへの情熱も封じこめ、ラボへもほとんど足を運ばず、ごく普通の大学生活を送るようになっていた。
そんなある時、大学のセミナーで一人の女性と出会う。
その女性の名前は比屋定真帆 (ひやじょうまほ) 。
“彼女”と同じヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所の研究員で、セミナーにて講演を行うレスキネン教授の助手として来日した。
そのレスキネン教授が研究している『Amadeus』と呼ばれるシステムが、やがて自身を再び陰謀のはびこる世界へと導くことになるとは、このとき岡部はまだ知らなかった。
そう、そこに『彼女』は今もいる――
第1話「こうして彼らのまちがった青春が始まる。」
第2話「きっと、誰しも等し並みに悩みを抱えている。」
第3話「たまにラブコメの神様はいいことをする。」
第4話「つまり、彼は友達が少ない。」
第5話「またしても、彼は元来た道へ引き返す。」
第6話「ようやく彼と彼女の始まりが終わる。」
第7話「ともあれ、夏休みなのに休めないのは何かおかしい。」
第8話「いずれ彼ら彼女らは真実を知る。」
第9話「三度(みたび)、彼は元来た道へ引き返す。」
第10話「依然として彼らの距離は変わらずに、祭りはもうすぐカーニバる。」
第11話「そして、それぞれの舞台の幕が上がり、祭りは最高にフェスティバっている。」
第12話「それでも彼と彼女と彼女の青春はまちがい続ける。」
番外編「だから、彼らの祭りは終わらない。」
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